国会では１１日、次の日銀総裁の候補者である武藤副総裁らに対する所信の聴取と質疑が行われますが、この人事に関する賛否を決める採決の日程をめぐって与野党の対立が続いています。
民主党はこれまでに、１１日の所信聴取をふまえ、翌１２日に衆参両院で本会議を開いて採決を行うべきと与党側に申し入れましたが、自民党は大島国対委員長が採決は１４日に行いたいと返答しました。
これを受け、野党４党の国対委員長が会談し、採決を１２日に行うよう引き続き求めていくことと、野党が多数を占める参議院では衆議院の日程とは関係なく１２日に採決する方針を決めました。
日銀総裁などの同意人事では衆参両院の賛成が必要なため、衆議院での採決の前に、武藤氏に対する反対意見が強い野党が多数を占める参議院で採決が行われ、武藤氏に対する「不同意」が決まる可能性が出てきました。（10日20:36）
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